冬野の大石
高森町冬野に「冬野の大石」があります。毎年3月16日に山の神様がこの大石に降りてこられるそうで、11月16日には山にお帰りになるそうです。今日は山の神様がお帰りになる日で地元の有志が集まって神様をお見送りしました。
この付近は最近までクヌギ林だったそうで、大石が見えにくかったので地元の人でも知らない人が多いそうです。昨年の熊本地震などをきっかけに、地元の有志が大石の周りを整備して、今年から山の神様のお迎えと、お見送りの神事を執り行うことになりました。
この大石から西に1キロほどのところに都留・幅 遺跡がありますが、弥生人もこの大石にお参りして五穀豊穣を祈願したとの言い伝えがあるそうです。
このあたりは阿蘇東外輪山の麓にあり、元々湧水の豊富な地でした。昔、九州横断鉄道の建設のため、高森町から高千穂につながる鉄道建設のため東外輪山にトンネルを掘ったところ、東外輪山の水脈に当たり大量の湧水にはばまれ、横断鉄道建設は中止されました。
現在は高森湧水トンネル公園ととして、高森町の観光名所になっています。
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