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2017年4月25日 (火)

庄内竿

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今日は午後から鶴岡市内で唯一庄内竿を作っている竿師さん「朝香」さんの工房を訪問して、いいもの見せていただきました。

「庄内地方で苦竹と呼ばれる竹(メダケ属の一種と推定されている)を用いて作られ、主に4年物の竹が根付きのまま使われる。紀州竿や江戸和竿のような継ぎ竿ではなく延竿(一本竿)で、元調子または胴調子のものが多い。長さは5尺(1.5m)から4間(7.2m)を超えるものまで多様である。
他の和竿とは異なり、竹の皮を剥かず、糸を巻かず、漆を塗らず、単に燻して磨く作業を繰り返して作られるため、竹の採取から完成まで5年程かかる。」

「名竿は名刀より得難し、子孫はこれを粗末に取り扱うべからず」竿を刀と同等に扱っていたことが伺える。

庄内藩では藩士の磯釣りを「釣道」として奨励し、磯釣りを「勝負」と称する程であった。

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