高森町の南外輪山に「穿戸羅漢山」があり、風穴の洞穴に16羅漢と釈迦如来・観音菩薩像がまつられている。宝永4年に土地の名士が寄進したそうで、今でも大切にまつられている。
宝永4年(1707年)と言えば、東海・東南海・南海地震が起こった年で日本各地に大きな被害をもたらした年である。マグニチュード8.6と推定される巨大地震だったそうだ。
宝永地震から49日目に富士山が噴火した。
そんな年に羅漢像は寄進されたのである。寄進されたのはおそらく地震が発生する以前だったと思われる。
今回羅漢像を水彩で描いた。大阿蘇絵画展に出品する予定である。
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