« 梅雨明け | トップページ | 居酒屋タクシーとは »

2008年7月11日 (金)

リコーダー式篠笛

Dsc_8703

阿蘇市・小倉には、郷土芸能「虎舞」があったそうだが、戦後とだえてしまっていたのを、地元のお年寄りたちがなんとか復活させたいと、山田小学校に話を持ちかけて、平成17年秋の運動会で「虎舞」が復活したのだそうです。その後毎年運動会では虎舞が演じられるようになりました。

虎舞は獅子舞のことで阿蘇市に伝わる獅子舞を「虎舞」というのだそうだ。おそらく古い時代に中国から伝わったと思われる「篠笛」の演奏に・三味線・太鼓などが入り、賑やかな舞だそうで、五穀豊穣を祈願して舞われていたそうだ。

現在、山田小学校では児童が篠笛の代わりにリコーダーを吹いている。地元の「虎舞」を指導するお年寄りが、リコーダーでは「虎舞」の雰囲気が出ないので、より篠笛の音色に近い、アルカイック工房の「リコーダー式篠笛」を使えないか、ということで小学校の先生から依頼されて、子供たちにも演奏できる篠笛の試作品を作りました。

Dsc_8706

当初、リコーダーと同じ運指で、リコーダーを横向きに吹ける篠笛を作ってほしいと頼まれていました。リコーダーを横向きに吹くようにしただけでは、音色はやはりリコーダーの音色で篠笛の音色になりません。しかもリコーダーには笛の裏に指孔が一つあり篠笛の運指と違います。縦に吹くリコーダーは、裏の指孔を使っても違和感がありませんが、横に吹くリコーダーでは裏の指孔を使うのが難しいこともわかったので、先週山田小学校に伺ったときに聞かせてもらった虎舞用の篠笛の音色に近づけるにはリコーダーの運指ではなく唄もの調子篠笛でしかも長い篠笛のほうがよりよいことがわかりました。

そこで子供も演奏できるように唄口を小さくして、指孔も小さくしたリコーダー式篠笛・唄もの五本調子・A管を試作しました。今日山田小学校に届け後日実際に子供たちに演奏してもらい、地元の篠笛の演奏の指導者とも相談して、どれを採用するか決めることになりました。

Dsc_8715

阿蘇に伝わる「虎舞」では長い篠笛を使っている。古くから伝わっているのだそうでお年寄りはとても大切に取り扱ってきたのだそうだ。日本のふつうの篠笛よりも唄口は小さく、全体に太い竹で作られているので、独特の音色がする。

見せてもらった篠笛を試作してみた。調子はA管で子供たちが使うリコーダー式篠笛と同じ調子である。子供たちに虎舞の演奏を教えるのに虎舞の篠笛の運指と同じ指使いを子供たちに教えることがより本物の虎舞の演奏になると考えて試作してみました。

|

« 梅雨明け | トップページ | 居酒屋タクシーとは »

アルカイック工房」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: リコーダー式篠笛:

« 梅雨明け | トップページ | 居酒屋タクシーとは »