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2008年7月17日 (木)

色見笛

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色見笛・いわゆるリコーダー式篠笛の音色は、篠笛でもなくリコーダーでもない音色がする。篠笛は日本独特の楽器で神楽・獅子舞・各地の祭りなどでメロディーの主役を演じてきた。古典調篠笛は最近では七孔のものもあるが古くは六孔だったろう。

唄もの調子篠笛はドレミ横笛で七孔であり、民謡や童謡などが演奏でき最近では洋楽の世界でも唄もの調子篠笛を使う音楽家がいるほど愛好者も多い。

最初「色見笛」を作ったきっかけは、誰にでも簡単に音が出る神楽笛を作れないかと、地元の神楽保存会のメンバーから依頼されたからだ。だから最初は僕も篠笛の代用品と考えていたが。自分でも演奏するうちに、その音色はリコーダーと篠笛の中間の音色で、この笛には、このの笛なりの独特の味わいがあることがわかってきた。南米のケーナはかすれたような独特の音色で聞き手を魅了する。色見笛もこの笛独特の音色を上手に音楽に表現できれば独立した楽器になるかもしれない。

写真は最近完成した色見笛で、上からA・A・B♭・B♭・B・C・G管である。前回も書いたようにG管は七孔を作れるほど節間の長い篠竹はほとんどないのでいたしかたなく六孔とした。上から二番目の細めのA管は、阿蘇の小学校で虎舞用に使っていただくために、小学生でも演奏しやすいように唄口を小さくし、指孔も小さくした試作品である。音はか細いが息の量が少なくても演奏できるので、小学生でも吹けるだろう。

完成した色見笛は、丹念に中塗りを施すと音色が良くなるし音階も安定する。少なくとも3回は塗と磨きをする必要がある。手間はかかるがいい音色の色見笛を作るにはこの作業は欠かせない。

篠笛の高級品は藤まきである。アルカイック工房の色見笛は革製品などを作る工業用ミシン糸をしっかりと巻いている。色見笛を作る工程で唄口に中栓を入れなければならないが、よほどしっかりと糸を巻いて補強してやらないと竹が割れる。藤を巻いた程度では補強の役目を果たさない。糸巻きは単なる飾りではなく色見笛では必要な工程なのである。

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コメント

先日は、絵画サークル行けなくて残念でした。
そろそろ夏のシーズンに入り忙しくなってきました。

昨日、」さだひろさんから次回の計画を聞きましたが
私、行けそうもありません。すみません。
また機会があったらよろしくお願いします。

投稿: トクママ | 2008年7月17日 (木) 12時37分

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