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2008年7月15日 (火)

色見笛

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出来上がったばかりのリコーダー式篠笛。すべて唄もの調子で上から・五本調子・六本調子・七本調子・八本調子で、一番下が六孔・ドレミ横笛・G管である。出来上がったばかりでまだ塗装はしていない。いい音色に仕上げるにはこれから三回、塗りをしなければならない。

リコーダー式篠笛を、唄もの調子・古典調を問わず「色見笛」と呼ぶことにする。最初にリコーダー式篠笛を作ったのが上色見という地名のフォークスクールであった。本式の篠笛とリコーダー式篠笛と、音色を比較すると、本式の篠笛にはかなわない。しかしリコーダー式篠笛の音色にも味わいがあり本式の篠笛の音色と比べても遜色のないものができつつある。

篠笛とリコーダーの中間の音色がするリコーダー式篠笛を「色見笛」と呼ぶのは、リコーダーの音色でもなければ篠笛の音色でもないが、その中間の音色がする新しい楽器であるような気がしている。

昨日、泗水町から篠笛を買いに来られたMさんは、和太鼓の保存会の代表者で篠笛の演奏も上手な方だ。Mさんの奥さんは篠笛を演奏したいのだけれど難しいので吹けなかったそうで、アルカイック工房の「色見笛」を吹いてみて、簡単に音が出るのが気に入って「色見笛」を買ってくださいました。Mさんは最初、リコーダー式篠笛は到底本式の篠笛には及ばず、笛のおもちゃだと思っていたそうですが「色見笛」を演奏してみて独特の音色がするので驚いたと言っていました。

唄もの調子篠笛は七孔で作られる。G管(三本調子)七孔篠笛を作ろうとすると、非常に節間の長い篠竹がないと作れない。A 管(五本調子)七孔篠笛が限界でそれでも結構節間の長い篠竹が必要である。そんなわけでG管は六孔横笛とした。六孔横笛は篠竹で作っても篠笛とは言わない。

世界的に見てもドレミ横笛は六指孔が主流で七孔のもののほうが少ないようだ。南米のケーナは横笛ではないがやはり六孔である。中国の横笛も飾り穴をのぞけばやはり六孔である。

日本の唄もの調子篠笛は七孔で作られているが、六孔より七孔で作ったほうがより音域の幅が豊かになり、音色も良くなるようだ。

G管以上の長い篠笛を作ろうとすれば蓬莱竹のように篠竹よりも節間の長い竹を使うしかないようである。しかし高森では蓬莱竹を見たことがない。竹はイネ科でもともと南方系の植物である。日本でも東北地方以北には笹はあっても竹はないのだそうだ。竹よりもBAMBOOに近い蓬莱竹は宮崎県などの高森より暖かい所に行かなければ見つからないのかも知れない。

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