« 阿蘇の野焼き | トップページ | 開花 »

2008年3月13日 (木)

徹夜

熊日にアルカイック工房の「リコーダー式篠笛(色見笛)」の記事が掲載されて以来、忙しい日が続いている。あちこちから問い合わせがあり、買いに来てくださるお客さんがいたり、予約をいただいたり、と・・・

嬉しいことだが、なんにしてもリコーダー式篠笛は開発したばかりで、未だ手探りで作っている状態である。菊池市の神楽保存会から八本調子・古典調・6管注文いただいたのも納期を1週間延長してもらった。

山鹿市の方は、来てすぐ買って帰られたが、3月10日の祭りの本番でリコーダー式篠笛を演奏したところ、よく鳴らなくて困られたそうだ。昨日わざわざ来られて見せてもらったところ、リコーダー式篠笛の管内の「栓」が湿気で膨張して息が通る道が狭くなっているのが原因で鳴りにくくなっていることがわかった。最初に作ったリコーダー式篠笛は、管内の木栓をきつく入れすぎていたので、それも「木栓」が膨張するのを助長していたようだ。買ってくださった方に使っていただいて、欠陥がわかれば改良を加えて、さらにいい製品に仕上がってゆく。しかし、この方には気の毒な事をした。普通の篠笛は吹くのが難しいが、リコーダー式篠笛は誰でも簡単に吹くことができる。そう考えて、祭りの本番に自信を持って臨んだところ、笛が良く鳴らなかったのだから、さぞやガッカリされたことだろう。

これまでの篠笛の注文は、熊日の記事を見て、誰でも簡単に吹くことができるリコーダー式篠笛の注文ばかりだった。神楽保存会や篠笛愛好者が、練習用に使いたいと買ってくださることが多かった。

昨日、大分県佐伯市の方から、六本調子・古典調・篠笛の注文の電話が入った。4月中旬に佐伯市の祭りで篠笛の演奏をするとのことで、5管・大至急ほしいとのことだった。このメンバーは、演奏者が個人的にいろんなメーカーの篠笛を買って使っているので、5人で演奏するとほとんど音が合わず困っているとのことでした。

篠笛でも七孔・唄もの調子は、音階がはっきりしているので音程がよく合っている。しかし、六孔・古典調は、各地の祭りで使われているが、もともと和楽器で音階が定まっているわけではなく、その地域ごとに音程がまちまちである。

注文をいただいたのは嬉しいが、僕が作った篠笛と、現在使っている篠笛と、音程があわかければどうしますか、と尋ねたところ、今回注文する5管の音程が合っていれば良い、とのことでした。4月中旬の祭りの本番で使うので、早く新しい篠笛で練習したいとのことでした。3月20日を納期に注文を受け付けました。こちらの篠笛はリコーダー式ではなく本管である。リコーダー式より本管のほうが作るのはやさしい。リコーダー式は誰でもふけるかわり、いい音色の笛を作るには歌口の作り方が微妙で難しい。本管の歌口は穴をあけるだけなので作りやすい。音の良し悪しは吹く人の技量によって決まる。いい音色が出ないのは笛のせいだけではなく、演奏する人の技量の問題のほうが大きいからである。

Tetuya

今回注文をいただいたのをなんとか間に合わせようと、昨夜は徹夜で篠笛を作った。もともと東京では個人タクシーをしていたので夜には強い。変則的な生活も慣れている。久しぶりの徹夜で少し疲れたが心地よい疲れでもある。

佐伯市の方に、僕の篠笛のことをどこで知ったのですかと聞いたところ、インターネットで知ったと。僕のブログ「わらぞうり」の記事を見ての注文だったのである。

|

« 阿蘇の野焼き | トップページ | 開花 »

つぶやき」カテゴリの記事

コメント

毎日お忙しいらしく、お仕事お疲れ様です。
心地よいつかれまではいいですが・・・。
あまり、こんを詰められませんように。

我が家もそろそろ忙しくなってきました。
徹夜することも慣れてしまえばいいのですが、
そうなるまでが辛いですよね!


投稿: トクママ | 2008年3月13日 (木) 14時26分

急に温かくなって梅の花も咲きました。
温かいので徹夜でも助かります。
今日も徹夜するようです。

阿蘇フォークスクールの新しいHPの原稿も出来上がりつつあります。仮のURL
http://asofolkschool.shisyou.com/
ご意見をお聞かせください。
インターネット・エクスプローラーV7で見てください。

投稿: 田舎の絵描き | 2008年3月14日 (金) 07時16分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 徹夜:

« 阿蘇の野焼き | トップページ | 開花 »