リコーダー式篠笛・納品
菊池市の神楽保存会のメンバーから注文をいただいていたリコーダー式篠笛が出来上がった。納期を1週間延期してももらい、さらに改良を加え、「呂(リョウ)」「甲(カン)」音が正しいオクターブ比で演奏できるようにした。神楽や祭り笛では甲音で演奏することが多く甲音での演奏が正しい音階でできるように調整を加えた。
今日もリコーダー式篠笛の問い合わせの電話があり、天草からは祭に使う笛・川内からは神楽保存会で子供に教えるのに使いたい・との問い合わせであった。
篠笛は大人でも演奏するのが難しく、よほど練習しないと一人前にはなれない。篠笛の本館での演奏を小学生の子供に教えるのはちょっと難しい。電話での話によれば、子供に篠笛を教えているが音が鳴らず太鼓ばかり練習するのだそうだ。リコーダー式篠笛ならば、小学生でも簡単に演奏することができるので注文したいとのことだった。
納期に間に合わせるために徹夜で頑張っていて、開発したリコーダー式篠笛の作り方のコツもつかめてきた。歌口を正確に作ることも必要だが、それだけではないことがわかった。指孔の位置は音階を決め、大きさは音色のよさと密接に関係している。音色の良い演奏しやすいリコーダー式篠笛は開発してまだ日も浅いが良い製品ができるようになってきた。今も長洲町からリコーダー式篠笛を買いに来られた。
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