« 第4回 阿蘇アート&クラフトフェア | トップページ | 豊穣 »

2007年9月26日 (水)

小鳥笛

Kotoribue2

阿蘇フォークスクールで開催される、第4回・阿蘇アート&クラフトフェアまであと10日である。昨日、出店者の打ち合わせ会議があり、僕も「アルカイック工房」で出店を申し込んだ。メーンは竹細工(小鳥笛・竹ペン・葦ペン・一輪挿し・ペンたてなど)と、似顔絵・絵葉書で出店する予定である。

竹ペンは、昔かなり研究したので僕の作る竹ペンはほとんど完成している。問題は竹そのものの素材で、竹ペンには「矢竹」が良いのだが、こちらではまだ「矢竹」は準備できていない。時間をかけてよい素材を探すつもりである。とりあえずそれに変わるものとして「女竹」が手に入るのと、昔からもっていた中国の竹を使って作ることにした。

小鳥笛はここ1ヶ月ほど作ってみた結果「うぐいす笛」と「カッコウ笛」は何とかものになってきた。

Kotoribue3

うぐいす笛は本物のうぐいすになき方をを教えるために昔からあるものだ。吹き方は、両方の竹筒の穴を指でふさぎ「ホー」と吹き「ホ」「ケキョ」のときに竹筒をふさいでいる指を開いて閉じる。同時に舌でたっキングする。上手に吹くと本物のうぐいすよりうぐいすらしく吹くことが出来る。ちょっとした楽器の演奏である。うぐいす笛ではそのほかの小鳥の鳴き方も出来る。

素材はすべてしの竹で、山からとってきて蒸篭に入る寸法に切り1時間ほど蒸して水洗いし、天日で乾燥させる。写真の左上の円形の竹は飾りをかねて持ちやすくしたのと、紐で結んで首からぶら下げやすくしたものだ。作るときの要領は竹の太さと寸法、歌口の穴の大きさと竹の太さのバランスである。吹き口の開口部の大きさと角度、および取り付け位置も出来上がったうぐいす笛の音色を決定づける。今は昔とちがって日本の工業力が進歩しているおかげで竹引きのこぎりなどは安くていいものが簡単に手に入る。昔竹ペンを作っているときには竹をひく専用ののこぎりは市販されていなかったので苦労したものだ。当時、京都で竹を扱っているところでは、柱時計の「ぜんまいを」鍛冶屋で竹ひきののこぎりに目立てしてもらって使っていたようだ。穴を開けるのも今は良いドリルが豊富にある。それでも竹が完全に乾ききってしまうとドリルの刃で竹が割れる。乾ききらないうちに笛の寸法に切断し、穴を開けて整形しておくと良い。完全に乾燥している竹の表皮に穴を開けるには現在でも焼き火箸が一番である。

Kotoribue1

カッコウ笛は本体が真竹、吹き口がしの竹である。竹が太くなるので歌口の穴もそれに見合うようにうぐいす笛よりも大きく開ける。吹き方は左手の平で下の竹筒の穴をふさぎ右手の指で上の竹筒の穴を覆うようにして開いたり閉じたりする。カッコウの鳴き声で「カッ」の時には舌でタッキングする。「コー」で上の竹筒の穴を適度に閉じると良い。自然界の音にもメロディーがありそれなりに音程を整えてやらないとうまくふけない。カッコウ笛では「ふくろう」「土鳩」などの鳴きまねも出来る。

Kotoribue4

バランスよく出来た「カッコウ笛」は「うぐいす笛」よりも吹き方はかんたんである。

Kotoribue5

上は虫笛の試作品である。細いしの竹でつくり微妙にちがう音程の2本を同時に吹くと共鳴して鈴虫などの秋虫の泣き声になる。きれいに共鳴しないとき、片方の先端の穴を指で微妙に閉じて調整し音を共鳴させると良い。

Kotoribue6

これは、竹のオカリナで遊びで作ってみた。ただいま研究中である。

|

« 第4回 阿蘇アート&クラフトフェア | トップページ | 豊穣 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

昨日は「カッコウ笛」や「つるべ」などなど
たくさんにありがとうございました。
本当に器用でいらっしゃるんですね!
私なんか何も得意なことがなくて・・・。

桜の木の件ですが、じいちゃんに聞いたら
OKみたいです!
時間が空いた日にどうぞ!!

クラフトフェアの準備が大変ですね。
でも、あんまりがんばりすぎないようにどうぞ^^

※いろんなイベントの紹介がすごくわかりやすくて
 マメに載せていらっしゃって、びっくりします。
 

投稿: とくママ | 2007年9月28日 (金) 18時42分

早速のご返事ありがとうございます。日曜日に桜の木をももらいに行きますので宜しくお願いいたします。
クラフトフェアも開催日まで1週間をきりました。なんせ準備期間が短かったので毎日苦労の連続ですが、何とかがんばっています。
ご連絡ありがとうございました。

投稿: 田舎の絵描き | 2007年9月28日 (金) 22時50分

竹のオカリナを見ました。
私も竹でオカリナを作っています。ぜひ音を聞きたいです。
また、私のHPも覗いてみてください。

投稿: 笛吹老人 | 2007年12月12日 (水) 11時51分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/214843/16584455

この記事へのトラックバック一覧です: 小鳥笛:

« 第4回 阿蘇アート&クラフトフェア | トップページ | 豊穣 »