今、高森町の草原にはひめゆり、ノハナショウブ、ツクシマツモトなどが咲いている。ほかでは見ることの出来ない野の花が阿蘇の草原には咲く。名称不明の花の名前を教えてもらい、アラゲハンゴウソウだということがわかった。南小国の小萩山というところに大群落があるらしい。アラゲハンゴウソウは外来種で北アメリカが原産だそうだ。
広大な阿蘇の草原は、長い年月をかけて人間の営みが作り出した自然だ。定期的な草刈や野焼きなど、人の手が適度に加わることによって、勢いの強い植物も弱い植物も平等に生き延びてこられたのであろう。
コメント