高森阿蘇神社夏祭り
毎年7月30日に高森阿蘇神社では夏祭りが行われる。神事のあと神輿2基を中心に御幸行列が街中をねりあるく。
町内の辻では町の人々がお賽銭を上げ神輿をくぐり無病息災を願う。
今年は2頭の飾り馬も神輿のあとについてねりあるいた。競馬馬とは違い足の太い大きな馬である。昔はねりあるく馬の数も多く、勢いよく駆け抜けたそうだ。今は馬を飼っている農家も少なくなり飾り馬が出ない年もあるそうだ。
高森町の南側にある冬野という集落に宮山と呼ばれる山があります。南外輪山から北に延びた尾根に当たります。その麓に、健磐龍命をまつる高森阿蘇神社があります。社殿は元々、宮山 の中腹にありましたが、400年ほど前に現在の場所に移され、現在の本殿は300年前の建築といわれています。
ここの境内には、大小さまざまな樹木がうっそうと茂っています。その中でも、スギの7本とナンゴウヒの6本は特に大きく、境内の荘厳な雰囲気をかもし出しています。これらのスギの樹齢は約460年で幹周り4.6m、ナンゴウヒの樹齢は約500年で幹周り3.85mほどもあります。特に、ナンゴウヒ(南郷桧)は、昭和30年に九州大学の佐藤教授によりこれまで知られていた従来の桧とは種類が違うことが判明し、最初に発見された当地方にちなんで名付けられたものです。
また、元々、高森阿蘇神社があった宮山の中腹あたりには、幹周りが約3.8mもあり、樹齢が350年を越える「豊年桜」と地元で呼ばれている桜の木があります。南郷谷では最も早い時期に咲く桜の木として知られ、その花のつき具合によってその年の農作物の出来を予想しました。
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